東洋医学と西洋医学

公開日: : 最終更新日:2013/12/16 一般知識

医学といえば薬や手術などを中心とする西洋医学を連想される方が
多いのではないでしょうか。

しかし、実は一部の先進国以外では東洋医学が医学の中心を担っています。
日本も昔は東洋医学のみで成り立っている国でしたが、
今は西洋医学が中心になっています。

西洋医学は、「治療」という部分に重点がおかれています。
西洋医学の進歩は、人の体本来の力ではどうにもならない病気や怪我を治すことも
可能にした人類の偉大な知恵です。

ただし西洋医学は、身体の各部分を分割して検査し、
化学的な治療を中心に行うため、非常に強力な効果を発揮するものの、
人間本来の身体が持つ自然なバランスが崩れてしまうリスクが高いという欠点も持っています。

薬品の副作用がその代表的な例です。
薬は問題を起こしている特定の箇所に作用して治療を試みますが、
身体の他の場所にとっては逆に毒となってしまう場合が多いのです。

また理論的に正しい処方でも、診断ミスや医療ミスなども完全に防げるものではなく、
こうしたことから西洋医学のみに依存することはリスクを伴うといえるでしょう。

一方の東洋医学は「自然治癒」や「予防」に重点がおかれ、
人の身体が本来持っている力を引き出したり引き上げたりすることによって体調を整えます。

また、病気を事前に予防することにも重点をおいているのが特徴で、
科学的なものではなく自然界の恵みを長年の経験則で利用するものが中心です。

東洋医学の分野として、現在予防医学や抗加齢医学、
栄養学などの分野の研究が進んでいます。

東洋医学と西洋医学は、どちらが優れていると比較するものではなく、
それぞれの特長をうまく利用していくのが良いでしょう。

東洋医学は自然で全体的な処方によって、
無理のない生活習慣の実施と治癒で人間の健康を維持していくものです。
身体全体を見て人間の自然治癒力を高めたり手助けするのが特長です。

一方西洋医学は、東洋医学では対処しきれない科学的・局所的な処方が中心となり、
悪い症状に対して極めて強い効果を発揮しますが、
その反面身体の持つ本来の自然なバランスを乱し、
長期的に悪い影響を与えてしまうこともあります。

しかし、病状自体が深刻な場合、
長期的なリスクよりも目前の病気や怪我を治療した方が望ましい場合もあるのは当然で、
その場合西洋医学を用いることが正しい選択と言えます。

しかし、可能な限り普段から病気の予防に努め、
西洋医学に頼らずに済む生活習慣を確立することが理想的な生き方ではないでしょうか。

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