腹8分目
昔から腹8分目が身体に良いと言われていますが、これも身体に余計な負担を
かけないためです。やや少食な生活を送っていると、食べたものをしっかり消
化・吸収し、効率よくエネルギーを生み出すことができます。
現代は過食の時代ともいわれ、栄養が少なく高カロリーな食品を食べることに
よって、満腹感を感じないまま食べ過ぎてしまうパターンに陥りがちです。脂
肪やたんぱく質の過剰摂取や、加工食品やジャンクフードが肥満をはじめ様々
な障害の原因となっています。これらによって、栄養を吸収しづらい身体をつ
くることになり、食べてもなかなか満足感を得られないという悪循環につなが
ってしまいます。
逆に、野菜など低カロリーであっても栄養価が豊富な生きた食べ物をたっぷり
食べていると、意外と空腹感は感じません。肉や魚・米などを食べる量を減ら
すと考えると大変そうに感じてしまうかもしれませんが、野菜をまずたっぷり
食べてそれを少し補う程度に他の食品を食べると、結果的に楽に調整できるよ
うになります。これが腹8分目を実践するコツの一つになります。
その他のコツとしては、先日述べた「よく噛む」ということ。これにより、ほ
ど良く血糖値が上がり、満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぎやすくなります。
また、一回の食事は少ない量に抑えておき、お腹がすいたら一日3食という習
慣にこだわらず間食を食べても良いでしょう。ただしその際食べるのは、果物
か生ナッツにし、食事から数時間が経過し胃がからになっている状態のみにし
ましょう。
「また食べることができる」という気持ちで食事をすることで、一回の食事の
量が少なくても我慢しやすくなりますし、果物や生のナッツであれば身体への
負担も少なくて済みます。
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