牛乳は身体に良いのか
戦後から牛乳が身体に良いと信じ飲みだした日本人。牛の乳を人間が飲むこと
は本当に良いことなのでしょうか。
牛乳は、子牛にとっては健康食品になりますが、人間の胃にとっては非常に消
化しにくいものです。
牛乳には母乳の約3倍のたんぱく質が含まれていますが、その約87%はカゼ
インです。カゼインは粘着力の強いたんぱく質で、強力な発がん性物質でもあ
ります。その粘着力のため木工用の接着剤にも用いられていますが人体に入る
と胃や腸に粘膜を張ってしまい、栄養の吸収を妨げます。ちなみに母乳のたん
ぱく質の主成分はアルブミンといい、非常に柔らかく消化しやすいものです。
栄養の吸収ができないと、食べすぎや肥満・貧血・疲労感・無気力感など多く
の問題を引き起こす可能性があります。また、脂肪分も多く、消化しづらいこ
とは身体の排泄機能に大きな負担がかかります。骨粗鬆症に至っても牛乳を飲
む国の方が圧倒的に発症率が高いという調査結果が出ています。
そもそも、人間は乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」を十分な量持っている人
が非常に少ないようです。赤ちゃんのころにはほとんどの人が持っていますが
年を重ねるごとに減っていき、日本人の成人の約85%が、ラクターゼを十分
に持たない乳糖不耐症であるといわれています。
ここまでお読みになって、牛乳だけは身体に良いと思うという方もいらっしゃ
るとは思いますが、あまりに多くの研究や調査が牛乳摂取の障害を裏づけ続け
ています。
もちろん個人の体質にもよりますし、牛乳が大丈夫という方もいるかもしれま
せんが、身体のためにと信じて飲むほどのものではないようです。ほとんどの
方にとっては飲まない方が無難なのではないでしょうか。
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