食べ物の消化
口から食べた食べ物は食道を通り、まず胃の中で消化されます。
胃は入ってきた食べ物の性質によって砕いたり胃液を出すことによって溶かしたりします。
まず、果物は人体にとって消化済みと同じ状態なので消化の必要がありません。
胃に負担がかかることはありません。
果物で胃もたれをする人はいないでしょう。
次に、野菜を消化するためには胃液は必要ありません。
野菜自身が持つ酵素で消化が行われます。
胃では粉砕を助ける必要がありますが、
胃液の分泌がないので軽い負担で済みます。
消化も約2時間程度で終わります。
炭水化物・糖質は唾液に含まれる消化酵素を中心に予備消化し、
その後小腸で分泌される酵素によって消化していきます。
中程度の負担がかかり、消化の完了には約3~4時間かかります。
たんぱく質の消化については予備消化が行われず、
酸性の消化酵素で消化されます。
高い負担がかかり消化は約4時間かかります。
これらのプロセスは生の食品の場合であり、
強い加熱が行われた食べ物の場合
酵素が含まれていないためさらに負担は大きくなります。
また、たんぱく質は動物性たんぱくの場合消化されにくく特に負担が大きくなります。
そして最後に、炭水化物とたんぱく質を一緒に摂取すると
胃の動きは複雑になり、消化の負荷は非常に大きくなります。
組み合わせにもよりますが、消化には約8~12時間程度かかります。
多くの人は、身体のエネルギーの大半(平均して、
フルマラソンを走るのに必要なカロリー以上のエネルギー)を消化に費やし、
他のことに使えるエネルギーが不足してしまっています。
食事の消化にかかる負荷を少なくすることで
エネルギーに溢れる生活を送ることができます。
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