果物で太った人はいない
果物には糖分が含まれているため、
太ってしまったり血糖値が上がるのではないかと心配する方も多いようです。
しかし果物に含まれる果糖は、砂糖とは全く別の構造をしています。
砂糖は、体内に入ると腸壁から急激に吸収され、血糖値を急上昇させます。
そのため身体は血液中に入った糖を細胞に運び込むために
膵臓でインスリンを大量に分泌させ血糖値を戻します。
それを繰り返すと膵臓は酷使されて機能が弱まり、
血糖値のバランスを保てなくなってしまいます。
また、砂糖自身の代謝に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素も
ほとんど含まれていません。
一方、果物の中の果糖は食物繊維・たんぱく質・脂肪など
多くの栄養を含む複雑な細胞組織の中に存在しています。
果物は胃と腸の中で一つ一つ分解され、
腸壁から吸収されてゆっくりと血液の中へ入ります。
そして果物自らを消化・代謝させるための酵素や栄養素は十分に含んでいます。
つまり、果物の果糖は砂糖に比べて極端に吸収が遅く、
血糖値を急激に上げることがありません。
また、インスリンの助けも必要としないので膵臓に負担をかけることもありません。
アメリカ政府の最新の食事ガイドラインや、日本でも専門家の間では、
ガンや心臓病・そして糖尿病の予防と治療に果物を食べることを推奨しています。
ちなみに、うどんやパスタ1人前に含まれる糖分はミカンで約11個、
バナナでは3.3本、ブドウ5房、グレープフルーツでは3.5個分に相当します。
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